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『ボーインク787ドリームランナー』ってどうすごいの?

      2015/09/02

マニアの間でかなり話題となったボーイング社の新しい旅客機787ですが、普通の人は「何がすごいの?」という感覚かも知れませんね。
そこで、今回はボーイング787ドリームランナーのすごいところをご紹介します。

ボーイング787ドリームランナー

ボーイングの新型機787ドリームランナーとは?

アメリカのボーイング社が開発した新しい中型の機体です。燃費が従来に比べて20%削減されその分航続距離も長く、これまで747などの大型機しか使えなかった長距離路線にも使うことが可能です。

また、その787の部品には三菱重工業など多くの日本企業も開発に携わり、担当比率は機体全体の35%を受け持っています。そんなこともあって日本でもその活躍が期待されたのでしょう。

利用者にとって良いところ

では、われわれ利用する側にとって何がいいのでしょうか?ただ燃費がいいだけでは私たちにとってそれほど魅力ある機体ではないですよね?

787の機内

気圧の保持で耳がつんとなりにくい

飛行機は高度を上げると、当然外の気圧が下がってきます。飛行機は機内の気圧を保つよう設計されていますが、1気圧をそのまま保とうとするとそれだけ強度が必要となり、機体の重量が増してしまいます。

そこで、通常気圧を少し低下して運行されます。標高に直すと2,400mぐらいの気圧で飛行していました。持って入ったお菓子の袋が膨らむのはそのためです。

787は機体に炭素繊維などの複合素材を使用することで、従来のジュラルミンやアルミに比べ、軽量かつ強度も高くなりました。そこでより気圧を保つこともできるようになり、標高に直すと大体1,800m以下という気圧で運行可能です。

湿度が少し増え、のどや目が乾燥しにくくなった

これまでの航空機は結露などによる機体のさびを防止するため湿度を10%以下にしていました。これはなんと砂漠と同程度。これではのどや目が乾燥するのも不思議ではありません。

787は、先ほど紹介した炭素繊維などは錆びることがないので、機内の湿度を保つ装置を搭載。おおむね20~30%に保つことができるようになりました。

速度が速く、長距離路線の時間短縮に

快適になったとはいえ長時間のフライトは大変ですよね。787は巡航速度が速くなったおかげで、目的地により早く着くことができるようになりました。

767の巡航速度はマッハ0.80。エアバスのA330やA340はマッハ0.83ですが、787はマッハ0.85。時速910km/h前後で飛行します。あまり変わらないようなイメージですが、何時間も飛行することを考えると全体でかなり変わってきます。

窓が大きくより開放的に

機体の強度が増したことで、窓も大きくとることができるようになりました。
面積比で767の約1.2倍、777の約1.3倍、A350の1.65倍の大型の窓が採用され、より外の眺めを堪能できます。また、これまでスライド式のサンシェードはなくなり、電子カーテンが採用されています。これはスイッチで窓全体の光の透過率を変更することができる優れもの。最も暗くすることで、1%程度の透過率に設定可能ですが、外の景色は見ることができます。

787の電子カーテン

右が787の電子カーテン ボーイング社HPより

静寂製もトップクラス

エンジン音などの機内の騒音も、トップクラスの静かさを誇ります。常に続くエンジン音が抑えられることで、睡眠などもしやすくなるのではないでしょうか。

機体の揺れを自動で軽減

787には、機体にかかる加速度や気圧の変化を感知して揺れを抑える方向に舵を自動的に動かす機能があります。これにより人が不快に思う揺れは従来の機体より大幅に軽減されています。

787のコックピット

ボーイング社HPより

 - 航空機紹介

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